ぼんど みゅーじっく

絆コンサート、お疲れさまでした。
同期、後輩、そして幅広い世代の先輩方、皆様に感謝申し上げます。
団の演奏や私自身の指揮をお褒めに預かるのみならず、温かな皆様と共に新たな音楽を作ることができ、光栄です。

ここまで堅苦しく書きましたが、ブログなので段々砕けていきますね。

まず、同期に感謝してるのは言うまでもないです。忙しい間を縫って「お疲れさま」「もうちょっとだね」「がんばろう」「よくがんばってるよ」
意見が違っても同じ目標に向かって歩み続けなければいけない、溝もあるし縛りもある、喧嘩も幾度となくした同期に言われる言葉はやはり格別。
言葉のみならず行動力もすごい。みんな結構「私/俺は何もしてないよ」って謙遜するけど、団のためになること、意識的にも、気づかないうちにも、大量にやってる。これからもがんばろう。

後輩の皆さんも最近努力が桁違いで、しかも目に見える形になってきましたね。学生指揮者としてそれが一番よくわかるのは声ですよね。とても魅力的。なんとしても現役合唱団の良さを見せなきゃ!という状態に普通なるであろう局面でさえ、あなたたちの声によって「とにかく最高の音楽を届けよう」という雰囲気に変わるのですから。
そのすてきな声を生んだのってきっとすてきな心ですよね。仕事を自分から手伝いにいったり、早めに演奏できる環境を整えたり、その一瞬一瞬が蓄積されて声の魅力にも繋がる、発声云々とは別にね。
そしてきっと、もっと伸びると思う。
月日が経っても変わらず声かけてくれたり、傍に来てくれたり、ありがとう。嬉しいです。

そして、このような私達を育ててくださっているのは先輩方なのですね。OBOGの皆様やプロの指揮者の方々の支えあってこそのSUCCなのだ、とわかる1日でした。コンサート自体にはいらっしゃらなかった年代の近い先輩方も、一瞬一瞬を大切に私達を育ててくださいました。
私は昨日まで、指揮において先輩から私自身を誉められるといったことはなく、あっても先輩方のくださったアドバイスに半分ほど応え、「良くなった」との言葉をいただく程に留まっておりました。
または、実際本気で誉めていてくださった方がいてもそれに気づけなかったのかもしれません。
とにかく、SUCC学生指揮者としての自分の存在を認めていただいたのだと、はっきりわかりました。
お誉めの言葉はもちろんなのですが、群青をふらせていただいた時からその雰囲気は感じられました。

今回の成功は普段バシバシ厳しいことをいってくださった方々のおかげでもあります。とはいえやはり人間の精神力には限界がありますので「これからもバシバシお願いします」とは言えないのですが、いただくお言葉は全て真摯に受け止め、団のためになるアドバイスを全力で活用させていただこうと思います。


さて、話は現役に戻って参りました。
気高く凛凛しい皆さんなので、昨日のコンサートを大成功、とは思ってもこれで終わり、とはきっと思ってないはずですね。
楽しかった昨日でさえ、反省点は山ほどあります。

リハにしろ発声にしろ、きっと、ここずれてるとかこうすればいいのに、っていうのは沢山あったと思います。それを改善しまくりましょう!

ただ「まだまだダメだ」なんて認識疲れますよね

だから

ひとつ、昨日おもったこと
それはリハで「うまくいかない」「失敗した」って時に浮かんだ皆さんへの感謝でした

ピアノと3曲目合わなかった、あぁ位置的に見えなかったのか、ってわかったとき
ピアニストさんは1曲目も2曲目も、雰囲気とテンポで指揮と歌に寄り添ってくれていたんだなって同時にわかった

一部メンバーのコンディションが悪い、演奏が盛り上がりにかける、ってわかったとき
いつもはあんなに盛り上げていてくれたんだ、私はひとりじゃなかったんだ、って形に見えてわかった

自分が何かを伝えて、相手が応えて「ありがとう」
確かにこれも美しいけど、相手が気づかないうちにやっていてくれたこと、これに気付けた時の感謝を最大限大切にした音楽を作りたい。それぞれの存在自体を最大限尊重した音楽を作りたい。

ようやく方向性が見えた。

そして、これを指揮や練習で伝えるのも役割なんですよね、わかってますよ、大丈夫!

昨日のコンサートに出席されず、このブログを読んでくださった方ももしいらっしゃいましたら、ありがとうございます。

皆さま、今後ともよろしくお願いいたします。